経営視点 / 約20分
Build vs Buy: 自作するか、買うか
なぜこれを学ぶか
「エンジニアなら作れる」は落とし穴です。作れることと作るべきことは違います。認証・決済・メール送信…何を自作し、何をSaaSに任せるか。
判断の原則: その機能は事業の競争優位に関わるか? 関わるなら自作(Build)、関わらないならSaaS等を購入(Buy)。決済・認証・メール配信は「差別化にならないが失敗が許されない」= 買う領域の代表です。
自作コストは開発費だけではありません。保守・監視・セキュリティパッチ・障害対応 の総額(TCO)で考えます。「1週間で作れる」認証基盤も、保守を含めると年間数百万円のコストになります。
SaaSにもリスクがあります: ベンダーロックイン、料金の変動、サービス終了。APIインターフェースを自社側に薄く持たせ、交換可能性を残す設計が賢明です。
「自分では選べない技術」への対応もこの文脈です。過去のBuild/Buy判断が今の制約を作っています。制約を嘆くのではなく、当時の判断の背景を聞く と学びになります。
重要ポイント
- 競争優位に関わるならBuild、関わらなければBuy
- コストは開発費ではなくTCO(総保有コスト)で見る
- SaaS利用時は交換可能性を設計に残す
コーディング演習実際に書く
Build vs Buy を数値で判断する練習です。機能のオブジェクトを受け取り、それが 'build'(自作)か 'buy'(購入)かを判定する関数を書いてください。ルール: isCore(競争優位に関わる)が true なら 'build'、false なら 'buy' を返します。
function buildOrBuy(feature) // feature = { name, isCore }
スキルセルフチェック
このレッスンの内容をどの程度理解できましたか?